真空成形法について

プラスチック成形加工には様々な成形方法がありますが、当社は真空成形法を得意としております。真空成形法は、他の成形方法と比べ型制作コストが比較的安価に抑えられ、多品種少ロット生産が可能というメリットを最大限に生かせます。その汎用性の高さから、車両関連・インテリア・照明機器・ＯＡ機器・etcとあらゆる分野で活用されています。

当社の真空成形機は、もともと量生産向きでない商品構成に対応できるよう、単発の試作機レベルのマニュアル機として設計自社開発したものです。その利点は、型を簡単にセットでき、機械を動かすためのプログラムを設定する必要が無いところにあります。1オーダーが数十個単位の少ロット生産の場合、量産機よりスピーディーに成形工程を済ませる事ができ、プログラム設定費用等も発生しません。

板状の燃可型性樹脂（シート）を加熱により柔らかくし、それを凸型または凹型に押さえつけ、型とシートの隙間の空気を引いてやることによって型にシートを密着させます、その後シートを冷却、固まったシートを型から抜き取り必要の無い部分をトリミングし製品を完成させる手法です。